【仮性包茎の治療の流れ】相談から術後までの注意点

包茎は成人男性にとって悩みの一つではないでしょうか。
真性包茎なら病気という扱いで治療を受けることができますが、仮性包茎の場合はみなが手術を受けているわけではないし、自分の手でも何とかすることができるので放置している人も多いでしょう。
しかし病気ではないからといって軽く見ていると思わぬトラブルが起こることもあるのです。
そこで仮性包茎の状態や放置をすることによって起こりうるトラブル、そして治療方法の流れや術後の注意点などについて説明していきます。
悩んでいる人もそうでない人も、仮性包茎に当てはまる人には必見です。

仮性包茎とはどんな症状か

包茎とは男性器の陰茎に皮がかぶっている状態で、仮性と真性、カントンの3種類あります。
真性は、その皮を手でめくろうとしても捲れず亀頭が出てこない状態です。
子供のころはほとんどが真性ですが、大半は成長に伴って自然に治ります。
大人になっても治らなければ排尿をしにくい状況も改善せず、力まなければ出にくかったり尿が飛び散ったりすることが多いです。
また亀頭と皮の間で細菌が繁殖すると炎症を起こす可能性も出てくるので病気の一種とも言え、早めに治療をすることが勧められます。
カントン性包茎は、亀頭の先の包皮口が狭いまま皮が抜けてしまって包皮口で亀頭を締め付けてしまった状態です。
軽度なら自分でも治せますが、重度になると激しく痛み血流も悪くなって組織が死んでしまう可能性があるので手術が必要になります。
仮性包茎は、普段は皮がかぶっていますが手で皮をむいて亀頭を出すことができるという状態です。
性的刺激を受けた時も自然と捲れるようなら、仮性包茎で真性ではありません。
包茎の中で仮性包茎といわれる人は6割を占めます。
子どものころはほとんどが包茎ですが、成長過程の遊びの中で股間をする動作をすることが多いと自然と皮が捲れてきます。
しかしそのような遊びをしないまま育つと、仮性包茎になる可能性が高いといわれています。

仮性包茎は治療が必要か

仮性包茎は、自分の手や性的刺激によって皮がむけてその時は正常な状態になるうえ、仮性包茎の人は世の中にたくさんいるのではないかという安心感から治療の必要はないように思われますが、普段は皮がかぶっている状態なので真性包茎のように細菌が入って炎症を起こしたり、急にカントン包茎になったりする可能性が高いのです。
特に日本人は治療をする人が少ないですが、海外では当然のように治療をするといわれています。
真性包茎は日常生活に支障をきたし炎症を起こしやすいため保険適用の治療ができますが、仮性包茎は保険適用ではありません。
専門医の間でも仮性包茎は病気ではないので治療の必要はないという人もいて、真性包茎のように絶対に治療をしないといけないということはありません。
しかし実際に仮性包茎の男性は、恥ずかしいので銭湯に行けないという声や自分に自信が持てないという声もあり、それに加え仮性包茎は皮が被っている分細菌の温床になりやすかったり、手で触るので衛生上よくないこと、性行為の時に粘膜からヒトパピローマウィルスが出て、それが女性に感染すると子宮頸がんになる可能性を高めるということもリスクとして挙げられます。
これらの理由から仮性包茎でも治療をする方が、今後の人生を積極的に歩むことができます。老後や病気で、排尿排便の介護が必要になったときも安心です。

仮性包茎の治療の流れと注意点

仮性包茎の治療をするにあたり、まずは専門医を検索して予約をしたうえでカウンセリングを受けます。
カウンセリングでは包茎の状態を患者さんから聞いて、手術のおける料金や複数ある治療方法の説明、痛みの度合いや傷跡の治り具合など患者さんが不安に思うようなことの説明をしてもらいます。
そして手術を受けることになれば、手術方法と術日が決められます。カウンセリングに関しては無料で受けられるところも多いです。
手術の時間はわずか20分から50分程度で、その日のうちに帰れるケースが多いです。
術後は陰茎の付け根あたりにガーゼが当てられていて、3日後くらいに外せます。
抜糸式の場合は厄2週間後に抜糸となります。
手術当日からシャワーはできますが、湯船に浸かれるのは術後2週間または抜糸後です。
術後の仕事は当日からでもできますが、重労働の場合は医師に相談することが勧められます。
車の運転は当日からでもできますが、自転車やバイクは1週間くらいは控えるようにします。
術後3日間は禁酒で、4日目から1週間後までは少量なら飲むことができ、性行為に関しては1ヶ月はしないようにすることなどが包茎手術の流れや治療後の注意点です。

まとめ

仮性包茎は病気ではありませんが、炎症などで本当に病気になったり性行為によって女性に細菌を感染させたりする可能性があるので、放置をしないで治療を受けることが勧められます。
治療自体は日帰りでできる病院がほとんどで、手術自体も複数ある方法の中から自分に合ったものを選べ短時間で終えられるものばかりです。
その治療を受けることによって、仮性包茎による不安や恥ずかしさ、自信喪失などの状況から抜けだすことができ、男性として自信に満ちた人生が待っています。
治療をするためには料金も勇気もいるですが、専門医の門をくぐってしまえばあとは医師にお任せするのみです。

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